志村喬

日本映画史に残る名優。生野の社宅で生まれ、少年時代を過ごしました。黒澤映画の名作『生きる』『七人の侍』など、黒澤明作品には欠かすことのできない役者として活躍しました。そのいぶし銀の演技は、国内外から高い評価を得ています。
現在、生家だった棟は取り壊されましたが、当時、庭にあった松の木は今も旧生野鉱山職員宿舎の敷地内に残っています。また、旧生野鉱山職員宿舎の7号棟には、志村さんの生い立ちや代表作、遺品などの数々が展示されています。